Mod/拡張 のバックアップ(No.25)
はじめに †
ゲームプログラム本体のバグ修正・機能強化により安定を向上させ、その他のMODを使用可能とする拡張を行うMODです。
つまりはゲームデータではなく、実行ファイルに当てるパッチといえます。
Falloutシリーズは進行不能になるようなバグも多いので、初プレイでもこれらのMODとBugFixを適用することをお勧めします。
基本的に他のMODと干渉することはないため、多くのMODで必須/推奨されます。
目次 †
ゲームフォルダ配置 †
ゲームのインストールフォルダに直接配置するため、MOD管理ツールでオフにはできません。
- FalloutNV.exeに直接パッチを当て、メモリを4GBまで使用できるようにします。
- 使い方は至極簡単。
解凍して出てきたFalloutNVpatch.exeをNVのインストールフォルダ(C:\Steam\steamapps\common\Fallout New Vegas等)に移動して実行するだけ。
万が一のためのバックアップも自動生成してくれます。
- 独自のローダーを噛ませたりするタイプではないのでSteam版でも使用可能。
- NVSEはもちろん、ENBなどもそのまま使えます。
- このパッチを当てた後はnvse_loader.exeから起動しなくてもNVSEを読み込むようになります。
- パッチを当てても4GB使えない場合はFalloutNV.exeのプロパティを開いて、互換性タブから「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れてください。
- NVの機能を拡張するライブラリ。日本語化を含め非常に多くのMODで要求されます。
- インストールは簡単で、解凍して出てきたフォルダの中にあるexeとdll、それとDataフォルダをそのままNVのインストールフォルダに移動するだけ。
Dataフォルダの中に入れたり、MO2などのMODマネージャからインストールしないように。
- 起動は"nvse_loader.exe"からしますが、上記パッチを当てて"FalloutNV.exe"から実行するほうが安定します。
- ヒープメモリも拡張されますが、後述するNew Vegas Heap Replacerの併用を推奨します。その場合、xNVSEのメモリ拡張は無効化されます
- 何らかの理由で旧版を使用したい場合はこちらのArchived versionsからDLできます。
- 日本語化に加え、メモリ管理を強化します。詳しくは日本語化を参照。
- 解凍して出てきたファイルをFalloutNVのインストールフォルダに上書きする事でインストールできます。
- 通称NVHR。4GBパッチと併用し、NVの古くてポンコツなヒープメモリ割り当て機能を置き換えて高速化します。
Windows 10で使用できなくなったNVSRのヒープリプレース機能の代替となるMOD。
- バニラではあまり効果を実感できないかもしれないが、MOD山盛りだとロード直後のカクつき解消などの効果が実感できます。
- メモリプール用にメモリをあらかじめ大量に確保するので、メモリ消費抑制MODとの併用が推奨されます。
具体的にはFOJP Community Forkを併用する事で解決できます。あるいはNVTFの bModifyDirectXBehaviorを有効にします。
- ただし日本語化をインストーラで導入した場合はFOJP2(CF版より古いバージョン)が導入されてしまっているので、CF版に更新すること。
- 起動時にターミナルウィンドウが開きます。これを防ぐには、空のテキストファイルなどを「d3dx9_38.tmp」とリネームしてインストールフォルダに配置します。
- 「NVSE 5.1.4は重大なメモリ破損バグ(xNVSEでは修正済)を抱えていて互換性が無い」とのことなので、上記のxNVSE最新版をインストールすること。
- Falloutで使われている古いOgg Vorbisライブラリを最新版に置き換えます。
- メモリリーク等の不具合が解消され、長時間プレイ時の安定性が増します。
- Fallout 3や同ライブラリを使う他のゲームでも使用可能らしいです。
- TTW3.2やFNV BSA Decompressorによってもインストールされますが、バージョンが少し古いのでアップデートしましょう。
- 導入する際は必ず古いファイルのバックアップを取ってください。
推奨 †
エンジンバグの修正など行うため、インストールを強く推奨します。
- 解説
- NVSEの機能を拡張するNVSEプラグイン。いくつかのMODの動作に必須。
- 機能拡張だけでなく、ゲームのバグフィックスやその他修正も行います。
- 追加設定ファイル: Fallout.iniやFalloutPrefs.iniと同じ場所に"FalloutCustom.ini"という名のファイルを作ることで、これを第3の設定ファイルとして読み込みます。
このファイルに書き込まれた設定は他のiniの設定を上書きします。
このファイルを利用することで設定リセットを回避でき、また設定の管理がかなり楽になります。
- NVSEの機能を拡張するプラグイン。一部のMOD(主にNevada Skies)で必要になります。
- Modder向けの機能拡張だけでなく、いくつかのゲームのバグの修正も行います。
- 名前のJohnny GuitarとはNVのラジオで流れる曲の名前。全てのラジオ局で流れて耳に残りやすいのか、英語圏ではよくネタにされている(Nexusページのように)。
- 解説
- 機能拡張・バグ修正に加え、単体でもゲーム中の設定メニューからTweakを選択する事で様々な機能修正・追加も行えます。
- Optional filesからStewie Tweaks INIもインストールする必要があります。
- Mod Orgnizer 2を使用しているならば、「Stewie Tweaks INI」など別のMOD名でインストールしましょう。ゲーム中で変更した内容も保存されます。
- ゲーム中でTweakを開いたら、「Inline Vanilla functions」を有効化することを推奨します。ロード/セーブ時間短縮などパフォーマンスが向上します。*1
- Stewie Tweaks Essentials INI:「Inline Vanilla functions」も含め、バグ修正と操作性の改善を設定したINIファイル。チュートリアルも無効化するので、導入はその後を推奨
- Misc. Gamesetting Tweaks:ゲームシステムの変更を選択できる追加用のINIファイル
- 「NPCs Don't Drop Equipped Item on Death」を有効にすると、NPCは武器を持ったまま死亡するため、余計なデータによるセーブの肥大化を防げる
- FNV Performance Guide: New Vegas Tick Fix
- ガタつきを修正し、パフォーマンスを向上させ、より高いフレームレートでプレイできるようになります。
- FOJPCFを併用すればメモリなどのオプション変更は不要、というより有効にすると互換性に問題も生じます。詳しく知りたい人は解説を御覧ください。
- Ryzen X3DシリーズのCPUを搭載したPCならば、設定を有効化することで大幅なパフォーマンス向上が望めます。
- 「ロードするesp/esmファイルの数が140個前後を超えると著しく不安定になる」というNVのエンジンのバグを修正するNVSEプラグインです。
本来の上限である255個までのesp/esmを正常にロードできるようになります。
- FPSの上昇、Stutter(カクつき)の低減、(特に多数のMODを使用している際の)ロード時間の短縮など、全体的なパフォーマンスブーストにも繋がっているようです。
- 体力バーが表示されている敵を攻撃する際にフレームレートが低下するエンジンバグを修正します。
- プレイ時間に応じたセーブデータの肥大化問題を修正し、セーブ/ロード速度を改善します
- プレイ中、武器を発射すると発射元や対象などのデータが保存され続けます。これらは再使用されないのにセーブデータに保存されるので、それを排除することでサイズを削減しています
オプション †
ゲームの進行を妨げるバグ修正をするものではありません。他のMODで必要とするものも多く、使用するMODに応じてインストールすると良いでしょう。
もちろんあらかじめインストールしておくのは構いません。
- MODの設定画面を統一します。通称MCM。
- 対応MODが増えていけば『設定用のキーは?』『設定アイテム紛失したorz』などの事もなくなるはず。
- 人気MODの多くが対応しており、MCMがないと設定変更できないものもあります。
- MCM対応MODが1つも導入されていない場合、ESCメニューにMod Configurationの項目は出てこないので、動作確認したい時は対応MODも一緒に導入すること。
- 機能を拡張します。
- Optional filesからShowOff INIもインストールする必要があります。
- ゲーム内のコンソールでCtrl+Vで貼り付けできるようになります。
- コンソールの機能を拡張し、出力結果も保存できます。
- 照明のバグをほぼ完全に修正、更に照明の数を4倍に増やせます。
- エリア移動時の天候再描写で、色などまで変更される事を防ぎます。
導入注意 †
何らかの問題を起こす可能性があったり、ゲームプレイそのものには貢献しないものです。
New Vegas Reloaded †
- CTDを起こすような例外が発生した際に、ゲーム本体に戻れるよう例外を処理して強引にCTDを回避する仕組み。
- 特定のアドレス/オフセットへのアクセス違反例外を処理します。逆にそれ以外のCTDには対処できないとの事。
- 読み込みの失敗などが原因の、発生タイミングが不定期な偶発的CTDの対策に優れる。
- 一方、Modのバグなどが原因の、決まったタイミングで起こるCTDをこのプラグインで強引に回避すると、セーブデータに問題が起きる可能性があるので注意。
- NVSEフォルダーを FOSEにリネームすることでFO3にも対応
- 併用を推奨するMOD製作者も多いですが、上述通りデータが壊れてもわからないため、これを使わずにCrash Loggerなどから正常なMOD環境の構築を推奨する意見も多いです。
- GECKの不具合の修正や機能拡張など。様々な修正が加えられます。
- 使用するにはGECK.exeの置き換えとNVSEプラグインの導入の両方が必要です。
- GECK Power UpやGECK Power Up Forkとは同時に使えないため、インストールされているのであれば削除してください。