Mod/拡張のバックアップ(No.17)

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はじめに †

ゲームプログラム本体のバグ修正・機能強化により安定を向上させ、その他のMODを使用可能とする拡張を行うMODです。
つまりはゲームデータではなく、実行ファイルに当てるパッチといえます。
Falloutシリーズは進行不能になるようなバグも多いので、初プレイでもこれらのMODとBugFixを適用することをお勧めします。
基本的に他のMODと干渉することはないため、多くのMODで必須/推奨されます。

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目次 †

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ゲームフォルダ配置 †

ゲームのインストールフォルダに直接配置するため、MOD管理ツールでオフにはできません。

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FNV 4GB Patcher †

FalloutNV.exeに直接パッチを当て、メモリを4GBまで使用できるようにします。
使い方は至極簡単。
解凍して出てきたFalloutNVpatch.exeをNVのインストールフォルダ(C:\Steam\steamapps\common\Fallout New Vegas等)に移動して実行するだけ。
万が一のためのバックアップも自動生成してくれます。
独自のローダーを噛ませたりするタイプではないのでSteam版でも使用可能。
NVSEはもちろん、ENBなどもそのまま使えます。
このパッチを当てた後はnvse_loader.exeから起動しなくてもNVSEを読み込むようになります。
パッチを当てても4GB使えない場合はFalloutNV.exeのプロパティを開いて、互換性タブから「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れてください。

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New Vegas Script Extender (xNVSE) †

NVの機能を拡張するライブラリ。日本語化を含め非常に多くのMODで要求されます。
インストールは簡単で、解凍して出てきたフォルダの中にあるexeとdll、それとDataフォルダをそのままNVのインストールフォルダに移動するだけ。
Dataフォルダの中に入れたり、MO2などのMODマネージャからインストールしないように。
起動は"nvse_loader.exe"からしますが、上記パッチを当てて"FalloutNV.exe"から実行するほうが安定します。
何らかの理由で旧版を使用したい場合はこちらのArchived versionsからDLできます。

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New Vegas Heap Replacer †

解凍して出てきたファイルをFalloutNVのインストールフォルダに上書きする事でインストールできます。
通称NVHR。4GBパッチと併用し、NVの古くてポンコツなヒープメモリ割り当て機能を置き換えて高速化します。
Windows 10で使用できなくなったNVSRのヒープリプレース機能の代替となるMOD。
- バニラではあまり効果を実感できないかもしれないが、MOD山盛りだとロード直後のカクつき解消などの効果が実感できます。
メモリプール用にメモリをあらかじめ大量に確保するので、NVTFの bModifyDirectXBehavior を使うことを推奨されています。
ですが最新のFOJP Community Forkにはそれらと同等のメモリ消費抑制機能が搭載されているので不要です。
- ただし日本語化をインストーラで導入した場合はFOJP2が導入されてしまっているので、CF版に更新すること。
起動時にターミナルウィンドウが開きます。これを防ぐには、空のテキストファイルなどを「d3dx9_38.tmp」とリネームしてインストールフォルダに配置します。
「NVSE 5.1.4は重大なメモリ破損バグ(xNVSEでは修正済)を抱えていて互換性が無い」とのことなので、上記のxNVSE最新版をインストールすること。

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FOJP Community Fork (FOJPCF) †

日本語化に加え、メモリ管理を強化します。詳しくは日本語化を参照。

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Ogg Vorbis Libraries †

Falloutで使われている古いOgg Vorbisライブラリを最新版に置き換えます。
メモリリーク等の不具合が解消され、長時間プレイ時の安定性が増します。
Fallout 3や同ライブラリを使う他のゲームでも使用可能らしいです。
TTW3.2やFNV BSA Decompressorによってもインストールされますが、バージョンが少し古いのでアップデートしましょう。
導入する際は必ず古いファイルのバックアップを取ってください。

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推奨 †

エンジンバグの修正など行うため、インストールを強く推奨します。

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JIP LN NVSE Plugin †

NVSEの機能を拡張するNVSEプラグイン。いくつかのMODの動作に必須。
機能拡張だけでなく、ゲームのバグフィックスやその他修正も行います。
- 例えば「コンソールを使用した状態でもSteamの実績を獲得できるように」「MedicineとSurvivalのスキルが医薬品や食料品のマイナス効果を増強しないように」等。
- 一部の修正はiniファイルから切り替えられます。
コンソールでGetIsLAAと入力すると4GB patchが動作しているか確認できます。
- 戻り値の意味: 0=パッチ未適用、1=パッチは適用されているが追加メモリが割り当てられていない、2=成功。
  1になる場合はFalloutNV.exeを管理者権限で起動してみてください。
iniファイル(Data\NVSE\plugins\jip_nvse.ini)の編集で切り替えられる修正の一覧。1にすると有効。下線がついているものは初期状態で有効。
- bIgnoreDTDRFix: ほぼ壊れているゲーム内のDT/DR無視効果(近接武器や素手武器によくみられる)を修正。加えて、DRよりも先にDTによる減算が行われるように計算式を変更する。
- bEnableFO3Repair: アイテムの修理をFO3風にし、プレイヤーのRepairスキル値*0.6+40 が回復可能な最大値となる。
- bEnableBigGunsSkill: Big GunsのSkillを復活させる。
- bProjImpactDmgFix: ミサイル等の爆発する弾が相手に直接ヒットしても爆風ダメージしか与えられないエンジンのバグを修正。
- bGameDaysPassedFix: タイマーがフリーズして待機やファストトラベル以外で時間が進まなくなる不具合を修正。
- bHardcoreNeedsFix: ハードコアモードの生理欲求値が不明な理由で負の値になってしまい、正しく増加しない事がある問題を修正。
- bNoFailedScriptLocks: 何らかの理由でスクリプトの動作が失敗すると、ゲームを再起動するまでそのスクリプトが永遠に処理されないエンジンの挙動を修正。
- bDoublePrecision: 浮動小数を単精度から倍精度へ変更する。これによって比較演算や数値計算が正確でない問題を修正する。加えて、ゼロ除算によってスクリプトのエラーやクラッシュが発生しないよう保証する。
- bQttSelectShortKeys: スタックされたアイテムに関する次の二つの機能が有効になる。
  - インベントリ/コンテナ/トレードメニューでスタックされたアイテムを選択する時に、Shiftを押しながら選ぶとスタック全体を、Ctrlを押しながら選ぶと1つずつ移動(破棄)するように。
  - スタックされた重量の無いアイテム(ノーマルモードの弾薬など)をコンテナから取得する際に、強制的に全てを取得するのではなく数を選択できるように。
- bLocalizedDTDR: 頭部へのダメージの軽減はヘルメットのDT/DRからのみ計算され、体へのダメージの軽減はアーマーのDT/DRからのみ計算されるように。※bIgnoreDTDRFixが必要。
- bVoiceModulationFix: 会話とホロテープの音声に僅かな歪み効果の変調を加える。
- bSneakBoundingBoxFix: Bethesdaのゲームに長年存在していた「人間キャラの衝突判定が固定され、姿勢に合わせて拡大縮小しない」というバグを修正する。
- bEnableNVACAlerts: NVACが例外を正常に処理した場合にメッセージを通知することで、エラーが発生した状況を特定しやすくする。
- bLoadScreenFix: プレイヤーがいる場所に関連するロード画面メッセージが存在する場合、強制的にそれをロード画面で表示するように。
- bNPCWeaponMods: NPCが持つ武器に確率で武器MODが付くようになる。確率はNPCのレベルに依存する。
  - すぐ下のuWMChancePerLevel, uWMChanceMin, uWMChanceMaxからレベルごとの確率ボーナスと確率の下限・上限を変更できる。
- uNPCPerks: 本来プレイヤーとコンパニオンに限定されているPerksをNPCに対しても解禁する。値によってモードが変わる。
  - 1: AddPerk/HasPerk/RemovePerk等のコマンドを全てのNPCに対して使用可能に。
  - 2: (↑に加えて)全ての人型NPCに、1つのTraitと、3レベルごとに1つのランダムなPerkを与える(最大10個まで)。
- bCreatureSpreadFix: 全ての非人間型Actorが、照準アニメーションを持たないために結果として武器の拡散性に多大なペナルティを受けている問題を修正。ほぼ間違い無く開発者が見落とした故のバグではあるが、これを適用すると一部の敵が非常に強力になりゲームバランスに影響を及ぼす可能性があるため注意。
追加機能
- 追加設定ファイル: Fallout.iniやFalloutPrefs.iniと同じ場所に"FalloutCustom.ini"という名のファイルを作ることで、これを第3の設定ファイルとして読み込みます。
  このファイルに書き込まれた設定は他のiniの設定を上書きします。
  このファイルを利用することで設定リセットを回避でき、また設定の管理がかなり楽になります。
  参考1:Viva New VegasのFalloutCustom.ini (FNV BSA Decompressorの設定含む)
  参考2:TTWが作成するFalloutCustom.iniの例
- 追加フォント: ゲーム中で使えるフォントを8個から88個へ増やします。MOD制作者向けの機能です。増やし方はこちらを参照(英語)

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JohnnyGuitar NVSE †

NVSEの機能を拡張するプラグイン。一部のMOD(主にNevada Skies)で必要になります。
Modder向けの機能拡張だけでなく、いくつかのゲームのバグの修正も行います。
名前のJohnny GuitarとはNVのラジオで流れる曲の名前。全てのラジオ局で流れて耳に残りやすいのか、英語圏ではよくネタにされている(Nexusページのように)。

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lStewieAl's Tweaks and Engine Fixes †

機能拡張・バグ修正に加え、単体でもゲーム中の設定メニューからTweakを選択する事で様々な機能修正・追加も行えます。
- 例えば「Save Manager」を有効にすると、一定時間やイベント発生ごとにオートセーブするように設定できるなど、様々なMODに相当する機能を持ちます。
- 参考：Stewie's Tweaksと重複しているMODリスト (英語)
Optional filesからStewie Tweaks INIもインストールする必要があります。
- Mod Orgnizer 2を使用しているならば、「Stewie Tweaks INI」など別のMOD名でインストールしましょう。ゲーム中で変更した内容も保存されます。
- Stewie Tweaks Essentials INIを使用すると、以下に加え幾つかの機能も最初から有効化されてます。
ゲーム中でTweakを開いたら、「Inline Vanilla functions」を有効化することを推奨します。ロード/セーブ時間短縮などパフォーマンスが向上します。*1
- あるいは、INIファイルを直接編集することでも有効化できます。。
```
bInlineVanillaFunctions=1
```

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NVTF - New Vegas Tick Fix †

FNV Performance Guide:New Vegas Tick Fix
ガタつきを修正し、パフォーマンスを向上させ、より高いフレームレートでプレイできるようになります。
上述通り、FOJPCFを併用すればメモリなどのオプション変更は不要です。詳しく知りたい人は解説を御覧ください。
- Ryzen 7 5800X3Dを使用するなら、大幅なパフォーマンス向上が望めます。*2

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FNV Mod Limit Fix †

「ロードするesp/esmファイルの数が140個前後を超えると著しく不安定になる」というNVのエンジンのバグを修正するNVSEプラグインです。
本来の上限である255個までのesp/esmを正常にロードできるようになります。
- JIP Companions Command and Controlの警告は抑制できませんが無視しても問題ありません。
  (このプラグインが動作していないとか、依然として140個前後の"上限"が存在しているといったことではありません)
FPSの上昇、Stutter(カクつき)の低減、(特に多数のMODを使用している際の)ロード時間の短縮など、全体的なパフォーマンスブーストにも繋がっているようです。

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Combat Lag Fix (NVSE) †

体力バーが表示されている敵を攻撃する際にフレームレートが低下するエンジンバグを修正します。

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オプション †

ゲームの進行を妨げるバグ修正をするものではありません。使用するMODに応じてインストールすると良いでしょう。
もちろんあらかじめインストールしておくのは構いません。

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The Mod Configuration Menu †

MODの設定画面を統一します。通称MCM。
対応MODが増えていけば『設定用のキーは？』『設定アイテム紛失したorz』などの事もなくなるはず。
人気MODの多くが対応しており、MCMがないと設定変更できないものもあります。
MCM対応MODが1つも導入されていない場合、ESCメニューにMod Configurationの項目は出てこないので、動作確認したい時は対応MODも一緒に導入すること。

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