はじめに †
ゲームパフォーマンスを変更するMOD。FPS向上、画質向上など。
パフォーマンス/PCも推奨。
目次 †
パフォーマンス向上 †
- ゲーム本体とDLCのBSAファイル等に処理をかけることで、パフォーマンスの向上と不具合の修正を行います。
詳しくは以下の通り。
- 圧縮されているBSAを無圧縮BSAとしてリパックし、ロード時間の短縮とカクつきの低減を図ります。
- Archive Invalidation用のファイルをインストールします。
- ogg形式のサウンドFXをwav形式に再エンコードし、サイレントエフェクトが機能しない不具合を修正します。
- New VegasにはBSAに格納されているmp3が再生されない不具合があるため、BSAから取り出してルーズファイルにします。
- Ogg Vorbis Librariesをインストールします。
- ただしこれで導入されるバージョンは少し古いので、後で最新版に更新することをオススメします。
- 使用法
FNV BSA Decompressor.exeを実行し、New Vegasがインストールされている場所を指定して DECOMPRESS を押す。
- v1.1よりMod Organizerを使用する場合、INIファイルの編集は不要となりました。
- FalloutNV.esmの最適化とクリーンアップ、エラーの修正を行う。
- BSA Decompressorと組み合わせると、パフォーマンスが大幅に向上。
- FNV Performance Guide: New Vegas Tick Fix
- 安定性とパフォーマンスを改善するNVSEプラグイン。
元々はWindows 10で動作しないNVSRの代替となるMODだったが、現在はNVSRに無い機能も数多く搭載されて、遥かに高性能になっている。
- パフォーマンスなどの改善だけでなく、Tick Countバグ*1の修正や、フレームレートが60を超えると起こる物理エンジンのバグの修正なども行う。
- 使用上の注意点
- NVSRとの併用は推奨されていない。 Windows7/8.1であるならNVSRのHeapのみを使用するなどしてプレイは出来る。どんな悪影響が起きるかは不明。NVHRがある現在では併用する必要ない。
- bModifyDirectXBehaviorがENBoostやFOJPと競合してしまう。
- 現在のFOJP(Community Fork)には同等のメモリ消費抑制機能が搭載されているのでこちらを有効にする必要は無い。
- ただし日本語化をインストーラで導入した場合はFOJP2が導入されてしまっているので、CF版に更新すること。
- 毎年エイプリルフールのジョークを仕込んでいるようなので時期が来たら一応警戒しておくこと。
- 各機能のON/OFFを NVTF.ini から変更可能。
変更しない、あるいはプリセットのINIファイルを使用する事を推奨。
いくつかめぼしい設定を解説するが、ini自体に各機能の説明が書かれているのでここに無い分はそちらを参照。
カッコ内はデフォルト。無効化されているオプションは互換性に問題を生じるもので、有効化は十分に考えること。
- bModifyDirectXBehavior [= 0]: [DirectX]セクションの設定を使う際に必要
以下の機能を有効化する。
FOJPCFとの競合はd3d9.dllモードで回避できるが、トリプルバッファリング込みでもパフォーマンスが低下するため、非推奨。
- bUseDefaultPoolForTextures [= 1]: テクスチャをVRAMからメインメモリにコピーしないようにする事でメモリ消費量を抑える機能。
メモリ不足によるCTDをかなり防ぐ非常に有用な機能。競合が激しく使用上の注意点を参照。
また、通常のフルスクリーンモードはサポートされていないため、有効にする場合はウィンドウモードにするかDXVKに移行する、OneTweak but Really Updatedを導入などすること。
- bToggleTripleBuffering [= 0]: トリプルバッファV-Syncを有効にし、ダブルバッファV-Syncで問題となるFPS低下や不安定なフレームレート半減を解消する。V-Syncを有効にする必要あり。
- iTweakRCSafeGuard [= 1]:2に変更すると高速化するが、若干不安定になる。
- bFPSFix [= 1]: フレームレートが60を超えると物理エンジンがおかしくなるBethesdaの長年続くバグを修正する。動作にはbGTCfixが必要。またFPSが常に50を下回る環境では無効を推奨。
- bAlternateGTCFix [= 0]: Ryzen X3Dシリーズ向けの設定だが、v10.2.2.3では効果がなくなった。
- bWaterLODPatch [= 0]:水の表示におけるバグを修正する。
- FOJPCF対応:Viva Default Preset (20230523)
- iTweakRCSafeGuard = 2、bWaterLODPatch = 1の2箇所を変更
- NVTF設定のプリセット。
- 配布されている最新版はbModifyDirectXBehaviorが有効化され、FOJPCFと併用不可となった。
- フォグに応じて描画距離を最適に調整し、視覚的な差をほとんど感じさせずにパフォーマンスを向上させる。
- 非常に負荷が高いマズルフラッシュのライトを無効にすることで、戦闘中のゲームパフォーマンスを向上させるシンプルなmod。
- 必須MOD:
- またMuzzle Flash Light Fixがインストールされていないと、十分な効果は期待できません。
- プロセスの優先度を自動的に「高」にするNVSEプラグイン。
- これによって(CPUやメモリといった)Windowsシステムのリソースが優先的に割り当てられるようになるため、ほかの負荷の高いプロセスによってゲームが急に重くなるということが少なくなります。
- Skyrim等の他のゲーム用のものもずらっと並んでいるので落とし間違えないように注意。
- OneTweak but Really Updatedはプロセスの優先度を動的に変更する点で機能は勝ります。
- 通称NVSR。PCの性能に関係なく発生するカクつき(Stutter)バグを防ぎ、安定性とパフォーマンスも向上させます。
- 自作のHeapもあり高いパフォーマンスを発揮してくれました。
- カクつきバグ(64 Hertz issue)とは、Fallout内部の計算が1/64秒周期である事と、垂直同期が有効ならフレームレートが(リフレッシュレートに合わせて)60FPSに制限される仕様が組み合さる事で毎秒4フレーム間だけ倍速になってしまいカクついて見える現象の事。
- 項目ごとにしっかりと設定しないと不安定になるだけなので、Descriptionと過去ログ等を参照しながら設定してください。
OblivionのOSR、Fallout3のFSRの情報も参考になります。また付属のテキストファイルに非常に詳細な情報が書かれています。
- MODをガンガン入れたい人やスペックの低いPCをお持ちの方は必須でした
2017年のAnniversary Updateが行われるまでは
- Anniversary Update以降「bHookCriticalSections」「bHookLightCriticalSections 」「bReplaceHeap」など安定化に寄与していた機能が破壊された為、Windows10では使えません!
- 通称「Anniversary Updateショック」と言われたこの惨事はNVTFやNVHRが安定するまでの約4年間に渡って続きました。
- 5分でCTDかout of memory が連発した為、多くのNVプレイヤーにトラウマを残しました。
- 現在ではWindows 10に対応し、よりブラッシュアップされた「NVTF」と念願の高性能Heap「NVHR」が開発された為、NVSRを使う必要はありません!!!
- Windows7/8.1をお使いの方はNVSRを使用しても問題はありませんが、より高機能な「NVTF/NVHR」に乗り換えを推奨します。
- マルチコア向けに最適化された[FalloutPrefs.ini]
- [Fallout_default.ini][FALLOUT.ini][FalloutPrefs.ini]にリネームして上書き
- 場所(参考)
- [Fallout_default.ini]実行ファイルと同じ場所
- [FALLOUT.ini][FalloutPrefs.ini]C:\Users\[User名]\Documents\My Games\FalloutNV
- 注意
- 検証済み設定値の変更方法は、添付ファイルを参照
- デフォルトは4コア設定の為、6コア以上は以下を変更する
- [iNumHWThreads=4]コア数に合わせ、6、8へと変更する
- [iNumHavokThreads=4]コア数に合わせ、6、8へと変更する