はじめに †
ゲームパフォーマンスを変更するMOD。FPS向上、画質向上など。
FNV Performance Guideも推奨。
目次 †
パフォーマンス向上 †
機能拡張及びエンジンバグの修正、及びパフォーマンス向上を行う。これらを前提とするMODも多い。
Mod/BugFix#NVSEを参照。
- .iniの内容、オプション設定をUI環境で設定できる。
- グラフィック系の設定はイメージ画像が表示されるため、設定ごとの効果がわかりやすい。また、プリセットの保存なども可能。
- 自分で.iniを編集するのはなんだか心配…な人にお勧め。一応バックアップはしておきましょう。
- 安定性の向上にはかなりの効果あり。
- ゲーム本体とDLCのBSAファイル等に処理をかけることで、パフォーマンスの向上と不具合の修正を行います。
詳しくは以下の通り。
- 圧縮されているBSAを無圧縮BSAとしてリパックし、ロード時間の短縮とカクつきの低減を図ります。
- そのままだとBSAのサイズ上限である2GBを超えてしまうため、Fallout - Meshes.bsa が二分割されます。そのため、これの適用後は Fallout.ini を編集する必要があります。詳細は下記。
- Archive Invalidation用のファイルをインストールします。ただしファイルのインストールだけなのでiniの設定は手動で行う必要があります。
- ogg形式のサウンドFXをwav形式に再エンコードし、サイレントエフェクトが機能しない不具合を修正します。
- New VegasにはBSAに格納されているmp3が再生されない不具合があるため、BSAから取り出してルーズファイルにします。
- Ogg Vorbis Librariesをインストールします。
- ただしこれで導入されるバージョンは少し古いので、後で最新版に更新することをオススメします。
- 注意! iniファイルの設定を適切に行わないとゲームを壊してしまいます。バックアップも作られないのでよくわからない人は使わないでください。
- 使用法
- FNV BSA Decompressor.exeを実行し、New Vegasがインストールされている場所を指定して DECOMPRESS を押す。
- Fallout.iniのSArchiveListに、Fallout - Invalidation.bsa と Fallout - Meshes2.bsa を追加する。以下のようになっていればOK。
面倒ならそのままコピペしてしまえば間違いは無い。
SArchiveList=Fallout - Invalidation.bsa, Fallout - Textures.bsa, Fallout - Textures2.bsa, Fallout - Meshes.bsa, Fallout - Meshes2.bsa, Fallout - Voices1.bsa, Fallout - Sound.bsa, Fallout - Misc.bsa
MO2ユーザーは全てのプロファイルでこれを行うこと。
- FalloutNVLauncher.exeをリネームする等して退避させる(ランチャーを起動するとiniが元に戻ってしまうのでその対策)。
- FalloutNV.esmの最適化とクリーンアップ、エラーの修正を行う。
- BSA Decompressorと組み合わせると、パフォーマンスが大幅に向上。
- FalloutNV.exeに直接パッチを当て、メモリを4GBまで使用できるようにします。
- 使い方は至極簡単。
解凍して出てきたFalloutNVpatch.exeをNVのインストールフォルダ(C:\Steam\steamapps\common\Fallout New Vegas等)に移動して実行するだけ。
万が一のためのバックアップも自動生成してくれます。
- 独自のローダーを噛ませたりするタイプではないのでSteam版でも使用可能。
- NVSEはもちろん、ENBなどもそのまま使えます。
- このパッチを当てた後はnvse_loader.exeから起動しなくてもNVSEを読み込むようになります。
- パッチを当てても4GB使えない場合はFalloutNV.exeのプロパティを開いて、互換性タブから「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れてください。
- 通称NVHR。NVの古くてポンコツなヒープメモリ割り当て機能を置き換えて高速化する。
Windows 10で使用できなくなったNVSRのヒープリプレース機能の代替となるMOD。
- バニラではあまり効果を実感できないかもしれないが、MOD山盛りだとロード直後のカクつき解消などの効果が実感できる。
- メモリプール用にメモリをあらかじめ大量に確保するので、MODを大量に導入しているとロード直後にメモリ不足で落ちる事がある。
ENBoostやNVTFの bModifyDirectXBehavior を使うことで防げるが、これらの機能はFOJPと競合してしまうので悩ましいところ。
- 現在のFOJP(Community Fork)にはそれらと同等のメモリ消費抑制機能が搭載されているのでこの問題は解決している。
- ただし日本語化をインストーラで導入した場合はFOJP2が導入されてしまっているので、CF版に更新すること。
NVTFの bSpinCriticalSections と競合するので、無効にする必要がある。*1
- 導入する際はまず同梱の cpu_info.exe を起動し、一番下に出てきた表示の名前のフォルダにある d3dx9_38.dll をNVのルートフォルダに配置する。
- 例えば => Use AVX2 <= と出てきたら AVX2 フォルダの中のdllを持ってくれば良い。
- NVSE用プラグインではないので間違えてNVSEフォルダとかに入れないように。
- 同梱の d3dx9_38.tmp もコピーするとゲーム起動時にログウィンドウが表示される。ファイル名だけで判定されるのでファイルの中身は何でもいい。
- 「NVSE 5.1.4は重大なメモリ破損バグ(xNVSEでは修正済)を抱えていて互換性が無い」とのことなので、旧NVSEを使用している場合はxNVSEへ更新すること。
- FNV Performance Guide:New Vegas Tick Fix
- 安定性とパフォーマンスを改善するNVSEプラグイン。
元々はWindows 10で動作しないNVSRの代替となるMODだったが、現在はNVSRに無い機能も数多く搭載されて、遥かに高性能になっている。
- パフォーマンスなどの改善だけでなく、Tick Countバグ*2の修正や、フレームレートが60を超えると起こる物理エンジンのバグの修正なども行う。
- 使用上の注意点
- NVSRとの併用は推奨されていない。 Windows7/8.1であるならNVSRのHeapのみを使用するなどしてプレイは出来る。どんな悪影響が起きるかは不明。NVHRがある現在では併用する必要ない。
- bModifyDirectXBehaviorがENBoostやFOJPと競合してしまう。
- 現在のFOJP(Community Fork)には同等のメモリ消費抑制機能が搭載されているのでこちらを有効にする必要は無い。
- ただし日本語化をインストーラで導入した場合はFOJP2が導入されてしまっているので、CF版に更新すること。
- bUseD3D9ExがENBやNew Vegas Reloadedと競合してしまう。
- 毎年エイプリルフールのジョークを仕込んでいるようなので時期が来たら一応警戒しておくこと。
- 各機能のON/OFFを NVTF.ini から変更可能。
いくつかめぼしい設定を解説するが、ini自体に各機能の説明が書かれているのでここに無い分はそちらを参照。
- bGTCFix: カクつきバグを修正する。
- bFastExit: NVの終了を高速化する。
- bRedoHashtables: ハッシュテーブルを最適化することでメニューのラグを解消する。
- bModifyDirectXBehavior[デフォルトOFF]: [DirectX]セクションの設定を使う際に必要
これを有効にすると、以下の機能が有効化される。
- bUseDefaultPoolForTextures: テクスチャをVRAMからメインメモリにコピーしないようにする事でメモリ消費量を抑える機能。
メモリ不足によるCTDをかなり防ぐ非常に有用な機能。競合が激しく使用上の注意点を参照。
また、通常のフルスクリーンモードはサポートされていないため、有効にする場合はウィンドウモードにするかDXVKに移行する、OneTweak for FNVを導入などすること。
- bToggleTripleBuffering[デフォルトOFF]: トリプルバッファV-Syncを有効にし、ダブルバッファV-Syncで問題となるFPS低下や不安定なフレームレート半減を解消する。V-Syncを有効にする必要あり。
適切なFPSの設定が必要。
- bEnableThreadingTweaks: スレッドに関する修正を行い、安定性と引き換えにパフォーマンスを向上させる。
- bFPSFix: フレームレートが60を超えると物理エンジンがおかしくなるBethesdaの長年続くバグを修正する。動作にはbGTCfixが必要。またFPSが常に50を下回る環境では無効を推奨。
- iMaxFPSTolerance/iMinFPSTolerance: 上限/下限FPSを設定し、フレームレートが下限を下回ったらゲームをスローモーションにして不安定になるのを防ぐ。
上限は最大FPS+60で設定する。bFPSFixが必要。
- bAlternateGTCFix: Ryzen 7 5800X3Dと併用すると、パフォーマンスが大幅に向上する。
- 以下の設定は現在では廃止されている(おそらく他のNVSEプラグインとの互換性確保のため)。
- bInlineCommonFunctions: 関数をインライン展開して高速化を図る。
- bSpinCriticalSections: スピンロック機能を組み込む。NVHRと競合する。
- bUseD3D9Ex: Direct3D9からDirect3D9Exに切り替える事で、安定性向上等の恩恵を受けられるようになる。
例えばフルスクリーン時にAlt-Tabキーでウィンドウを切り替えてもゲームが落ちなくなる等。
使用にはbModifyDirectXBehaviorの設定が必要。また[D3D9Ex]セクションの設定を使う際はこの設定が必要になる。
この設定はパフォーマンスが低下する可能性があり、さらにMODの競合も激しいので注意。
- 水の描写を省く事でストリップのパフォーマンスを向上させる。
- フォグに応じて描画距離を最適に調整し、視覚的な差をほとんど感じさせずにパフォーマンスを向上させる。
- 非常に負荷が高いマズルフラッシュのライトを無効にすることで、戦闘中のゲームパフォーマンスを向上させるシンプルなmod。
- 必須MOD:
- プロセスの優先度を自動的に「高」にするNVSEプラグイン。
- これによって(CPUやメモリといった)Windowsシステムのリソースが優先的に割り当てられるようになるため、ほかの負荷の高いプロセスによってゲームが急に重くなるということが少なくなります。
- Skyrim等の他のゲーム用のものもずらっと並んでいるので落とし間違えないように注意。
- 通称NVSR。PCの性能に関係なく発生するカクつき(Stutter)バグを防ぎ、安定性とパフォーマンスも向上させます。
- 自作のHeapもあり高いパフォーマンスを発揮してくれました。
- カクつきバグ(64 Hertz issue)とは、Fallout内部の計算が1/64秒周期である事と、垂直同期が有効ならフレームレートが(リフレッシュレートに合わせて)60FPSに制限される仕様が組み合さる事で毎秒4フレーム間だけ倍速になってしまいカクついて見える現象の事。
- 項目ごとにしっかりと設定しないと不安定になるだけなので、Descriptionと過去ログ等を参照しながら設定してください。
OblivionのOSR、Fallout3のFSRの情報も参考になります。また付属のテキストファイルに非常に詳細な情報が書かれています。
- MODをガンガン入れたい人やスペックの低いPCをお持ちの方は必須でした
2017年のAnniversary Updateが行われるまでは
- Anniversary Update以降「bHookCriticalSections」「bHookLightCriticalSections 」「bReplaceHeap」など安定化に寄与していた機能が破壊された為、Windows10では使えません!
- 通称「Anniversary Updateショック」と言われたこの惨事はNVTFやNVHRが安定するまでの約4年間に渡って続きました。
- 5分でCTDかout of memory が連発した為、多くのNVプレイヤーにトラウマを残しました。
- 現在ではWindows 10に対応し、よりブラッシュアップされた「NVTF」と念願の高性能Heap「NVHR」が開発された為、NVSRを使う必要はありません!!!
- Windows7/8.1をお使いの方はNVSRを使用しても問題はありませんが、より高機能な「NVTF/NVHR」に乗り換えを推奨します。
- マルチコア向けに最適化された[FalloutPrefs.ini]
- [Fallout_default.ini][FALLOUT.ini][FalloutPrefs.ini]にリネームして上書き
- 場所(参考)
- [Fallout_default.ini]実行ファイルと同じ場所
- [FALLOUT.ini][FalloutPrefs.ini]C:\Users\[User名]\Documents\My Games\FalloutNV
- 注意
- 検証済み設定値の変更方法は、添付ファイルを参照
- デフォルトは4コア設定の為、6コア以上は以下を変更する
- [iNumHWThreads=4]コア数に合わせ、6、8へと変更する
- [iNumHavokThreads=4]コア数に合わせ、6、8へと変更する
その他 †